具体的にITエンジニアは何をしてるの?
IT業界やエンジニアという言葉は、現代日本に生きる皆さんであれば一度は聞いたことがあるかと思います。ですが、その実情や実際にやっている仕事を知っている人は、果たしてどれくらいいるでしょうか。
そもそもITとは「Information Technology」すなわち「情報技術」の略称であり、パソコン、スマートフォンなどのコンピューターおよびネットワークを用いた技術全般を指します。ITエンジニアはこの分野を専門にしていますが、さらに細かな専門分野に応じて分類することが可能です。例えばネットワークエンジニアは、快適なネットワーク環境の構築と運用を主にするため、コンピューター内のシステムというよりも、複数のコンピューター間のつながりについて専門にします。
逆にアプリケーションエンジニアやデザイナーのように、主にスマートフォンアプリの作成を専門にするエンジニアもいれば、サーバーエンジニアのように、パソコンの中でもサーバーを専門にするエンジニアもいます。このように、エンジニアには様々な種類がありますが、どのエンジニアにも共通するのは、プログラミング、つまりコンピューターへの命令を書くことができる必要がある、という点です。パソコンのキーボードを押したら文字が表示されるのも、「このボタンを押したらAの文字を画面に表示する」というような命令があらかじめインプットされているからです。自動車のアクセルやブレーキが動作するのも、ゲームを遊べるのも、すべてはエンジニアのおかげなのです。言い換えれば、皆が当たり前に使う電子機器のほとんどすべてを作っている人、それがエンジニアなのです。